10年バズーカいらなくね
最近、リボーンを読んでいる。
登場人物の「10年後の姿」ってかっこいい。
漫画の最終話によくある
「______10年後」
みたいなやつとかも。
僕は、というか多分 世の男性は
少年漫画に自らを投影したがる。
(念系統、斬魄刀、チャクラ性質変化etc...)
髪型が変わって精神的に成長を遂げた「10年後の姿」なんてワクワクしないわけがないんだ。
中学を卒業してから10年が経った。
ボンゴレ10代目と同世代になり
10年後の姿に答え合わせをする。
漫画と比べてしまえばどうしようもないが、
今も平凡のやや下あたりで生きている。
残業と疲労と白髪が増していき
夢中になれる物もなくなった。
成長といえば、ボールペンの水性・油性を気にするようになった事くらいだ。
恥ずかしくなるような失敗を繰り返しながら生きているのも変わらない。
のに世界は意外と変わってる。
日々抱えるこの恥ずかしさや辛さも
なんだかんだ変わり続けている世の中で
蚊帳の外みたいに変わらない平凡の一部にすぎないと再確認させられる。
11年前の震災や現在蔓延しているウイルス、
思ってたより立派に成長していた事に比べれば
ちょっと酷いくらいどうでもいいことだ。
でも寺田心があんま大きくなってるイメージないのは何だろ…
僕には最終話どころか
未だ1話を迎える気配もなさそうで
文字通り話にならない10年を経た。
これを何回も繰り返して死んでくモブキャラであることを認めて、少年ジャンプに見出した理想を捨てざるを得ないのは少しやるせない。
少年から大人になるってこういうことなのか。
猫とか子供を助けようとしてトラックに轢かれても間に合わない?普通に死ぬ?